實相寺の沿革及び先住の「正覚山實相寺の沿革」に見られるように江戸初期の弾圧により、現在のところ江戸初期以前の文書はほとんど實相寺には現存していません。平成の大修理に後押しされた形で翻刻してきました實相寺の変遷を建築関係の文書でたどってみたいと思います。
No | 執筆 | 作成年(西暦) | 年号 | 文章カテゴリ | 題 名 |
1 | 四方行元 | 1734 | 享保19年 | 建築願い | 本堂・庫裡造作御願 |
2 | 四方行元 | 1747 | 延享04年 | 朝鮮通信使 | 朝鮮通信使来朝につき迎え入用書 |
3 | 四方行元 | 1747 | 延享04年 | 建築願い | 客殿柱の修理願い |
4 | 四方行元 | 1767 | 明和04年 | 建築願い | 差上申一札 |
5 | 四方行元 | 1785 | 天明05年 | 建築願い | 芦の丸屋普請願い |
6 | 四方行元 | 1794 | 寛政06年 | 建築願い | 芦の丸屋の旧跡の石塔建立御願 |
7 | 四方行元 | 1808 | 文化05年 | 建築願い | 修復仕度奉願上候覚 |
8 | 四方行元 | 1825 | 文政08年 | 建築願い | 仮廊下普請御願 |
9 | 四方行元 | 1841 | 天保12年 | 建築願い | 稲荷社奉願口上書 |
10 | 四方行元 | 1844 | 天保15年 | 建築願い | 経塔組直、拝所新築御願 |
11 | 四方行元 | 1851 | 嘉永04年 | 建築願い | 普請御願(本堂、客殿、玄関) |
12 | 四方行元 | 1885 | 明治18年 | 建築願い | 鐘楼堂転地並営繕願 |
13 | 四方行元 | 1885 | 明治18年 | 記録 | 石碑01 |
14 | 四方行元 | 1900 | 明治33年 | 趣旨書 | 本堂増築趣旨 |
以降の主な建築関係など(文章なし) | |||||
1931 | 昭和06年 | 客殿建て直しと本堂絵天井にて荘厳 | |||
1937 | 昭和12年 | 芦の丸屋再建 | |||
1961 | 昭和37年 | 庫裡再建、芦の丸屋倒壊 | |||
1982 | 昭和57年 | 本堂瓦工事 | |||
1989 | 平成01年 | 客殿ふすま紙張り替え工事 | |||
1999 | 平成11年 | ~平成13年 | 本堂、客殿修復工事、庫裡増改築 | ||
2005 | 平成17年 | 薬医門建て直し、塀の新築 | |||
2006 | 平成18年 | 鐘撞堂建て直し | |||
2006 | 平成18年 | 客殿リフォーム、畳の新調 | |||
2006 | 平成18年 | 實相寺参詣者用駐車場確保 | |||
2007 | 平成19年 | 合祀供養塔建立 | |||
2008 | 平成20年 | 前栽の修理と整備 | |||
2008 | 平成20年 | 墓地下水管敷設変更工事 | |||
2008 | 平成20年 | 土地の地目変更、登記 |