いよいよ寒くなって参りました。實相寺も冬の準備万端でございます。
本日、納屋をゴソゴソ整理していると、1本の軸が出てきました。
よく見ると、「細川十洲」さんが書いた書の様です。

題葦丸屋:細川十州書
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【細川十洲について】
細川十洲(天保5年(1834)生~大正12年(1923)7月20日没)
土佐藩儒細川清齋(延平)の次男。名は潤次郎または元、号を十洲と称した。安政元年、長崎に遊学して蘭学を学び、江戸に出て高島秋帆に師事し、海軍繰練所で航海術を修め、業成って帰郷後土佐藩藩校の教授となった。
維新後は貴族院副議長・枢密顧問官文学博士・神宮皇学館教監・学習院院長心得・華族学校校長・開成学校判事・印刷局長・法制官・司法大輔等などを歴任し、各種条例起草に参画し法制整備に尽力した漢学者である。女子高等師範学校長・『古事類苑』編纂総裁等をも勤め、学問教育にも活躍した。男爵(従一位)に至り、著書も多い。
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結構、スゴイ人ですね。
海軍操練所ということは、坂本龍馬さんと一緒だった??
なぜ、うちの寺にあるんでしょうか??
しかも、芦の丸屋について読んだ歌のようで、實相寺に来たのでしょうか??
んーー、ナゾは深まるばかりです。
合掌
writer:若ボン